今回取材させていただいたのは、大阪市にお住まいのK様邸。
3階建ての戸建をフルリノベーションした後も
DIYでウッドデッキやTVボードをつくり
暮らしをカスタマイズされているK様。
室内には数多くの植物や
統一感のある家具たちが飾られており、
一つ一つどこで購入したのか
聞いてまわりたくなるほど。
nextでのお家づくりストーリーはもちろん
心惹かれるインテリアのお話もたっぷりと伺いました。
家づくりのきっかけは?
以前は、1LDKの賃貸マンションで4人暮らしをしていました。
子どもが大きくなった時のことを考えると、どうしても手狭になってしまうので
いつかは引っ越したいと思っていたんです。
タイミングを考えた時に、長男が小学校へ入学する前が一番良いかなと。
今年の春には引っ越しをしよう、と決めて、逆算して夏に差し掛かる前から動き出しました。
「戸建×リノベーション」を選んだ理由は?
賃貸マンションでは、隣人や上下フロアの方に気を遣って
生活をしなければいけない時期がありました。
また、夫婦どちらも子どもの頃から戸建で育ってきたので、
戸建に住みたい!という気持ちが元々強かったです。
実際暮らしてみて、この選択をして良かったと感じています。
新築とリノベーションの選択肢に関しては、
私たちは最初からリノベーションをしたい、という考えでした。
ただ、リノベーションでもある程度の予算は必要だと知った時に、新築だったらどうなんだろう?と。
比較してみると、やはりリノベーションの方が費用を抑えられると知ったので
「戸建×リノベーション」に決めました。
物件探しに関して教えてください
結果的には、以前も暮らしていた大阪市内に決まったのですが
最初は暮らしたいエリアの候補をかなり広げていました。
大阪市内だけでなく、神戸や京都エリアまで足を運んでいたんです。
思い返してみると、物件探しが一番大変でしたね。4か月ほどかかりました。
実際行ってみると、急な坂の上にお家があったりして…。
日常生活のことを想像しながら、どんどん条件を絞り込んでいきました。
最終的に、■立地(駅から近く、都会から程よい距離) ■価格 ■広さを
総合的に判断して、トータルバランスが良いこの物件に決めました。
より強度が高い、重量鉄骨だったのも安心要素でしたね。
会社選びはどのように進めましたか?
最初は、別会社の1社だけで進めていたのですが、
回を重ねるごとに「何か違うな」と思ってしまって。
セカンドオピニオンの感覚で、「他社も少し見てみよう」と思い立ち
近くにあったnextの店舗へ足を運んでみました。
よく道る場所に店舗があったので、以前から知っていたんです。
「看板には、マンション×リノベーションと書いてますが、戸建もやってますか…?」と聞くと、
「やっていますよ!」と回答いただけて。
nextさんとの始まりは、そこからでしたね。
弊社を選んでいただいた理由は?
価格帯と、営業担当さんの『情熱』ですかね。
物件探しの時も、「こんな所まで調べて教えてくれるんだ」と思う部分が多かったです。
例えば、周辺環境や、メリットだけではなくデメリットも教えてくれたり。
たくさん調べて提案をしてくださるので、安心感がありましたね。
スタッフの対応はいかがでしたか?
ICスタッフさんも、高いプロ意識をもって接してくださりました。
玄関の壁を潰して欲しいという私たちの無茶な要望にも
最終的にはなんとか答えてくださって。
平面図だけではどうしても想像がしにくかったので、
「立体のパースで見たい」と言うと、それも対応してくださりました。
そのおかげでイメージも膨らんで、実際に完成したお家も
想像していた通りの仕上がりになりました。
お家づくりの参考にしたものは?
雑誌、Instagram、Pinterestですね。
街を歩いてみて、カフェの内装なども参考にしていました。
あ、あとGoogle MAPでバーチャル旅行もしました!(笑)
家の内装をアメリカのブルックリンの雰囲気にしたくて。
ただ、検索したらよく出てくるような
日本人のイメージで固められたブルックリン「風」の
インテリアにはしたくなかったんです。
なので、本場のブルックリンの雰囲気を学ぼうと、
Google MAPで現地へ飛び、評価の高いカフェなどに入って
本場のインテリアを見ていました。
この探し方、とってもおすすめです!
お家のこだわりポイントを教えてください
1.お家全体の雰囲気
本場のブルックリンスタイルを軸に考え、素材感を大事にしました。
木やタイルなど時が経つにつれて味が出る素材を使いたかったんです。
床は、無垢材。キッチンスペースには、『toolbox』で取り寄せたタイルを入れてもらいました。
調和のとれた空間をつくるために、色の数や割合も勉強しました。
壁、扉、そして扉の取っ手まで全て「白」にして、無機質に。
LDKの扉だけ、「チャコールグレー」を採用してアクセントにしています。
統一感を出すために、家具の脚部分だけ黒に塗ったりもしているんです。
2.DIYの数々
趣味の植物を吊るすため、専用のレールをDIYで設置しました。TVボードは力作です。
中は子どものおもちゃの収納スペースになっています。
バルコニーのウッドデッキは、
床がそのまま続いてるように見えるように、床と同じ木目の向きでつくりました。
実際、床と同じように靴を履かずにリビングの延長として使っています。
BBQもできますよ。外からの視線が気にならないよう、バルコニーにカーテンもつけました。
3.回遊動線
玄関から2階へとノンストレスで上がるために、
もともとあった壁を壊してもらいました。
2つの階段からアクセスできたり、
玄関も広く使うことができて、大満足です。
4.LDKの配置とキッチン
階段が動かせないので、LDKの面積は変えられなかったんです。
いかに広く感じられるような空間にできるか、
キッチン・ダイニングの配置に随分悩みましたね。
アイランドキッチンに憧れはあったのですが、
ダイニングテーブルを置いたらリビング空間が狭くなってしまう。
ああでもない、こうでもない、と配置を5パターン程考えました。
キッチンは、無垢の木を使っている『WOODONE』のもの。
食洗機は海外製の大きめのものを採用しました。
食器が入れやすくて、重宝しています。
5.もっと暮らしやすくなるアイデア
Instagramでよく見るお掃除ロボットの入口ですが
我が家のものは、一味違うんです。家の雰囲気を壊さないように
見えにくいところに入口をつくりました。
洗面所のタオル棚は、ICスタッフさんのアイデアです。
棚に収納すると下から取り出せるようになっているんです。
お気に入りの場所は?
寝室でリモートワークをしているのですが、
「背景がおしゃれ!」と驚かれたことがあります。
ウッドデッキを敷いたベランダで仕事をすると心地良いですし、
ガレージスペースではBBQやDIYをして楽しんでいます。
トイレも、横に広くしてこだわった分、ホッと落ち着く空間です。
「全部がお気に入り」といってもいいくらいですね。(笑)
「この家、好きだな。いい家だな。」と、ふとした時に思うんです。
気に入ってるもので溢れてる空間で暮らしていることが、とても幸せですね。
また、この家に引っ越してから、不思議と掃除欲が出てくるんです。
自分の家だという感覚が芽生えて、「この空間を綺麗に保ちたい」
と思うようになりました。キッチンリセットなど
綺麗な状態にしてから寝る、というのがルーティンになりました。
これから家づくりを始める方にアドバイスをお願いします
工事中に現場へ行ったことで、実際の高さが把握できました。
鏡の取り付け位置などを微調整できたので良かったですね。
自分のお家をつくっているので、自分ごととしてしっかり調べることが
大事だなと思います。
また、自分の考えていることを伝える時は、
言葉だけではなく、写真など視覚で共有することが必須ですね。
例えば美容室でも、言葉だけだったら想像と違う仕上がりに
なってしまうことがありますよね。家づくりも一緒で、写真を見セて
お互いの解釈を一致させることが大事だと思います。
自分はそれを徹底していたので、
ICスタッフさんもその方法でしっかりと確認してくれていました。